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製造業✖外観検査「NVIDIA AOI Summit Nagoya」イベントレポート

2019 年 6月 20 日 (木) にエヌビディア合同会社(以下、エヌビディア社)が主催する、「NVIDIA AOI Summit Nagoya」が開催されました。本レポート記事では、イベントの様子やデモブースで展示した製品について、ご紹介します。

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当日配布したプログラムとノベルティペン

AOIってなに?

AOIとは、Automated Optical Inspectionの略で、「自動外観検査」や「自動光学検査装置」、またはそれに関連する技術のことです。

ディープラーニングの技術革新を背景に、製造業の外観検査にディープラーニングを活用する事例が広がっています。

例えば、従来人間の感覚を用いて製品の品質を判定する官能試験は、ディープラーニングを活用し高精度かつ短時間で実現することが可能になりました。ディープラーニングによる外観検査は、少子高齢化による労働力不足問題を解決するうえでも、製造業に大きな変化をもたらすテクノロジーです。

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AIの最先端パートナーによるセッション

エヌビディア社より AOI の海外事例や、AOI をサポートする最新 GPU 技術をご紹介し、業界をリードする各パートナー様より AOI のためのソフトウェアや、ハードウェアのソリューションおよびコンサルテーションサービスのご紹介をしていただきました。

講演タイトル 講演企業名
開会のあいさつ エヌビディア合同会社
AI Industrial Inspection and Predictive Maintenance NVIDIA Corporation
産業界におけるAI活用戦略 connectome.design株式会社
文系出身営業担当がモデル開発?ReNomTAG/IMGの活用
〜誰でも簡単に短時間でAI開発できる時代へ〜
株式会社GRID
3D検知システムによるAI異常判定および分類 株式会社クリスタルメソッド
AI外観検査ボックス Neural Cubeの御紹介 武蔵精密工業株式会社
AIソリューション事例のご紹介(故障予知と画像判定サービス) 株式会社YE DIGITAL
実運用まで進み続ける外観検査の自動化
~人に頼らざるをえない検査の終焉~
株式会社マクニカ
閉会のあいさつ 株式会社マクニカ クラビス カンパニー

セッションは研究段階・PoC・量産などの各フェーズの内容が盛り込まれており、参加者はご自身の状況に合うセッションを聞いていただけたかと思います。

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セミナー風景

興味深いアンケート結果

製造業におけるディープラーニング外観検査が、具体的にどのような場面で導入・検討されているのか、気になりますよね。セッション終了後に実施したアンケート結果をもとに、生の声をご紹介します。


Q. 現在、導入・検討されている、ディープラーニング外観検査の対象はどのようなものでしょうか。

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外観検査の対象についての回答

今回の開催が名古屋だったこともあり、自動車部品が一番多く、PCB基板や金属製品が続きました。「その他の製品」の回答では、少数意見ではありますが分野も様々で、ディープラーニング外観検査のニーズが幅広い業種で求められていることが分かりました。


Q. ディープラーニング外観検査の導入・検討をすすめるうえで、一番の課題は何でしょうか。

導入 データ収集 学習
学習環境の整備ができていない データが集まらない 学習時間が長い
社内の教育体制が構築できない データ収集工数 学習データの信頼性
検査精度(過検出、見逃し)
検査する品種が多いため、不良の定義が定めにくい

導入・検討する上で、データ収集に関する課題が最も多く、検査する品種の多さがゆえに不良定義を定めにくいなど製造業ならではのご意見もありました。ただこの結果を見ても、ご自身の課題と認識されそれに関する解決策をお探しの段階で、実運用に向けて検討がより具体的に進んでいることが分かります。

熱気がすごい!デモンストレーションブース

全てのセッションが終わった後、各パートナー様のブースにて、製品のデモンストレーションやパンフレットでサービスのご案内をしていただきました。

多数の参加者の方が、登壇者や説明員と熱心な情報交換をされており、大盛況でした。関東地方に比べて東海地方開催のイベントが少ないため、ご参加いただいた皆様はこの機会を活用し、自分たちの現場にディープラーニング外観検査を導入するためのより具体的な方法について会話されていました。

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デモンストレーションブースの様子

ここで、パートナー様のデモブースにて展示していた製品をご紹介します。

① 高速推論を体感「HFBX-6300_DL」

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「HFBX-6300_DL」製品写真

HFBX-6300_DLは、エッジでのディープラーニングを可能にする産業向け開発キットです。組込みに特化して開発されたディープラーニングフレームワーク"KAIBER"を手軽に評価可能です。KAIBERを採用することでネットワーク、クラウドを使うことなくディープラーニングシステムを構築可能で、本開発キット1台で学習からインテルプラットフォームによる高速推論を体感できます。

② クイックに現場へAI導入「Neural Cube」

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「Neural Cube」製品写真

Neural Cubeは、NVIDIA Jetson TX2を内蔵したAIユニットで、画像判定・音声認識・データ分析/予測など、求められるさまざまなタスクに合わせて、イメージしている形のAIを簡単に実装させることができます。

Jetpack・Deep Learning関連ソフト・外部デバイスSDKをセットアップ済みのため、従来必要なセットアップ時間を短縮します。またソフト開発は統一言語のPythonでプログラム可能で、使いやすさを追求したインターフェイスポートを搭載しており、実装までの手間を大幅に軽減します。

③ WEBカメラのみで骨格検知「Vision Pose」

VisionPoseは、Kinectや他の深度(depth)センサー付きカメラに頼らず、 ディープラーニング(深層学習)を使用し、WEBカメラのみで人間の骨格や深度情報を検出することが可能なAI(人工知能)システムです。

写真はマクニカで動作させてみた時の映像を切り出したものです。人が重なっても後ろの人の骨格が正確に検知されているのが分かります。

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Vision Poseによる骨格検知

次回は大阪で開催!

いかがでしたでしょうか。本レポートではNVIDIA AOI Summit Nagoyaのセッションやデモブースの様子についてご紹介しました。参加できなかった方や、イベント終了後にNVIDIA AOI Summit Nagoyaを知った方には当日の様子をイメージしていただけたかなと思います。

そして、次回は大阪にてAIの最新動向や事例をご紹介するイベントを予定しております。
関東のイベントにはなかなか参加できないという方は、ぜひこの機会にご参加ください。

当日の展示製品や、ソリューション、その他のご質問はこちらの問い合わせフォームをご利用ください。

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